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上は象牙の断面、下はそれぞれの位置で輪切りにした図です。
中の大部分は空洞です。(生きてる象にくっついてる時は身が詰まってます)
印鑑用には3の先端の木目の細かな部分が使われます。
1の部分はネックレスの玉やイヤリングなどの小さな装飾品に加工されます。
2の部分はもう少し大きめのアクセサリーや板状の形が必要なヘラや櫛などに使われます。
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3の断面を拡大した図です。
象牙には年輪状の模様(左)と網目状の模様(右)があります。
※説明のために分けて描いていますが、この二つの模様が重なり合っています。
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上の図の縞模様がよく出てる印材をスキャンしてみました。
画像のコントラストを強調加工しています。
材木の断面をイメージすると解りやすいかな。
だいたい『特選』〜『特上』はこのくらいの大きさの網目です。
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ここから『ランクづけ』の説明になります。
同じ象牙でも先端へ行くにしたがって網目模様(年輪模様も)がきめ細かく、また縞模様の色も淡くなります。
実際には網目や縞模様が見えなくなり『ソリッド』な感じのものもあります。
私はよく見ると判る程度の縞模様がある方が『象牙らしい』と思いますので『完全な無地』ではなく『細かくきれいな網目模様』のものが好きです。
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で、象牙はそもそもまっすぐなものではないのですから、まっすぐな印材に削り出すと横面に雲のような模様が出たりします。(これも材木と同じ理屈ですね)
先端部に近いところから削り出したものほど、『目』がまっすぐに、色も薄くなります。
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上図の縞模様が出てる印材の写真
画像のコントラストを強調加工しています。
先端部に近いところから削り出したものほど、『目』がまっすぐに、色も薄くなります。
※実物はもっと色が薄いです(^^;;
この写真のものは『ほぼ特選』になります。
ここいらはランクに関係なく『模様のある方が好き』で選んでいただいてもいいと思います。
印鑑として問題があるような品質のものはそもそも取り扱っていませんのでご安心下さい。
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印材の頭の部分の写真。
画像のコントラストを強調加工しています。
上段の両端は網目が出ていますが揃っています。
上段右から2番目は網目がより細かく、揃っていますね。
上段右から3番目は網目が薄く、揃ってきれいです。
下段は全体に網目が薄くきれいです。網目が全体かかっているのではなく無地に近い部分が多くなっていますね。
この写真のものは、『ほぼ特上』になります。
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当店での代表的な上位の3ランクを並べてみました。
左から2本ずつ『極々上』『極上』『特上』の『(わたしんちで)標準的な』印材です。
実際には、更に『もともとの1本の象牙そのものの品質』による評価なども加わってランクづけをされています。
市場にはこの上にも下にもランクはありますし、さらにこの中間を細かくランクづけする場合もあります。
あまり安いものは『木目(繊維)が荒く(ネバリが無いので)欠け易い』と思いますので、『超特価!!』なんてのは避けた方がいいんじゃないかな〜・・・と思います<営業妨害って言われるといけないのでこれくらいの表現(苦笑)
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