【古印体】(こいんたい)

 隷書体をベースにアクセントを付け、日本で作られたデザイン文字の一種です。

 隷書の活字を鋳造しようとしたものの、型の細部まで鉛が入り込まずに線端部が丸くなったり、線が切れたりしたものを真似て作られました。

 (埋もれていた鋳造文字が腐食したものをイメージしたという説もあります)

 字形を自由にデザインでき、肉太で読みやすい事から認め印、銀行印などに多く使われています。