超入門 篆刻セット 白文を彫ってみました


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文字入れ高麗石ご注文いただくとこんな道具で文字を書かせていただきます(^^;


ハンコ教室では名前の一文字を彫ってもらっています。
よくある漢字で難易度が高いのは『愛』と『優』です(苦笑)

でもコツコツとがんばって上手に彫り上げる小学生もいますよ(エライ!)
はんこ教室なら『優』も22mm角ですが、ここは10mm角にしました


鏡に写したところ


こんな手つきで


最初は長い線から彫ると石の硬さや彫刻刀による力加減がつかみやすいです


彫刻刀を一度通したら反対方向からも彫ります(同じ線を逆向きに彫ります)
上の写真とはハンコが逆向きになっていて同じ線を彫っていますよ


同じ要領で並んだ線を彫りました


この文字の場合、『目』のような部分の縦線を先に彫ると並んだ横線を彫る段階で行き抜けずに揃えやすいです


左右の縦線を彫ったら横線を調子をそろえて彫ります


横線もハンコの向きを変えて1本ごとに往復で線にします
上の写真とはハンコが逆向きになっていて同じ線を彫っていますよ


並んだ横線が目立つ文字ですから『目』の下の『ワ』の横線を彫ります


『ワ』の中に『uuu』(心)が入った部分は目立ちやすい外の左右縦線から彫ります


曲線は細かい多角形をつなげて彫る感じで


左右対称の『uuu』(心)の部分は真ん中の『u』から彫って全体の位置を決めます


左右の『u』を慎重に彫って


『ワ』からのつながりと『uuu』のつながりを整えて


やはり目立ちやすい下の『タ』のような部分の横線を彫ります


続けて並んだ横線を彫ります
筆順や上からとかではなく線や部品の関連を整えながら彫って字形のバランスを取ります


やはり上の写真とは逆向きにして彫っています


『タ』の縦線部分


終筆の横線は少しナナメですね


交わる部分は欠けやすいので注意です
でも欠けても気にしない


最後まで気をぬかないで


ひととおり彫りました
線のゆがみや線端のギザギザは試し捺ししては修正を繰り返します


仕上がりましたがオジさんの笑顔はカットです(苦笑)


こんなサイズ


朱文の『め』印とならべて捺してみました



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